2024/06/20 10:10

オイルについて私なりの観点で経緯を書きました。

(間違ってるかもしれないです。でも使った立場からの感想なので参考程度にとどめてください)<(_ _)>

木工、DIYでも使われるオイル塗装。
様々な種類があり、どれを使うか悩んだのは私も同じで色々試しました。

色合い・価格・品質・安全性
主にこの4つの項目で考えると思います。

私が最初使ったのは、王道とも言えるオイル塗装。
ワトコ・ブライワックス

ど定番、DIYの味方 ワトコオイル

使ったときの第一印象。
塗りやすい。でも、臭い。
色合いは、良い感じですね。(^_^)/
品質は、こんなもんでしょう。
安全性は、謎。私は、これ使うと酔って頭痛くなるので早い段階で、使用を止めました。
安全生が謎って書いてますが、マジで謎です。F★★★★もあるのか謎です。
ワトコでも種類があり、リアレックスっていう商品もあるのですが、これだけF★★★★取得って大きく書いています。
ぇ、他は?ホルムアルデヒド含有ですか?って感じ。
実際、F★★★★を、調べる対象品ではないのがオイル塗装。
私も全色揃えて使ってた、定番のワトコカラーオイル。
最近メーカーでこの塗料の安全データ資料(SDS)が掲載されてたので臭い理由がわかりました。
溶剤が石油系の炭化水素で使われている。自然塗料じゃないお品。
石油系だから臭いのね。有機ガスマスク必須塗料です。
だから酔って頭痛くなんだーって思い、使わなくて良かったとも思いましたね。
 

ブライワックスオリジナルカラー
使ったときの第一印象。
車のワックスみたい。
かなり臭い。
色合いは、アンティーク感が良い。
ブライワックスは油性塗料並に、臭かった。。(下に書いてますが、トルエン入ってたのね)
大きい家具に一気に塗ると、とてつもなかったことを思い出します。
換気必須です。(゚Д゚;)
ブライワックスは、冬場は固まるので塗りにくい。
オイル塗装後に、アンティーク感を出す、化粧みたいに使う感じですかね。
ただ、色移りが半端ない。
ブライワックスは、乾き切らないのか、塗装面を擦ると色が付きます。
この欠点、子供の居る家庭、ペットなどには向いていないと判断し使っていません。
よくよく調べてたら、このオリジナルカラーワックスは、成分にトルエンが使われてるとのこと。
トルエンってなに?って思いますが、昔シンナー中毒者とかが主に吸っていたのがトルエンです。
シンナーって名前は、塗料に使われる溶剤の総称で色んな成分が混ざっています。
その中で、メインに入ってるのがトルエン。
F★★★★取得ってホルムアルデヒドだけ規定上検出されてませんよーって意味なので他の有害成分は無視なんでしょう。(多分)
最近は新しく、トルエンフリーの蜜蝋を使った商品が出ているようですが、臭いは若干抑えられている。若干(-_-)?
とりあえず、量の割にはお値段高い気がする。(´д`)

って感じで、DIYから始めた私は、ど定番のオイルとワックスで作っていました。

使ってる本人が臭いにやられてしまうのは良くないので、色々調べてオイル探しにネットを徘徊しましたさ。
とりあえずね。成分を完全に表示してるメーカーはどこ?って思い探すことに。
成分開示してるって事はそれだけ自信があるって事なんでしょう。

調べたら、当時2社だけだった。6年くらい前かな?
それが今でも使ってる、リボスとプラネットカラー。
リボスは、下地からカラー着色に至るまで、メインに使っています。
プラネットカラーは、ワックスのみ使用してますね。

リボス自然健康塗料
ドイツを本社に構える会社。リボス社
主に家の外壁などに塗装するオイルを、私は家具で使っています。
それだけ耐久性も高いって事なんでしょう。(^_^)
色合いは、たくさんありますね。
価格は、高い方になるのかな。
品質は、昔(2年前くらい?は、ずっと置いてると塗料の缶が変色して色が変になってたんだけど今は、缶がコーティングされていて品質維持が良くなっていますね。
問題の臭い。多少は独特の臭いがあるけど、気にはならない程度。ワトコなどに比べると臭いは無い方の部類に入ると思います。
安全生は、独自の拘りで、「溶剤は決して毒性があってはならない」という信念があり、今流行の自然素材塗料から自然健康塗料へと進化しています。
天然素材の溶剤には、アレルギー性や、毒性を持つ物があります。例えばテレピン油やレモン油などの天然溶剤。
当初のリボス社は、これらを使用してたのですが、粘膜を刺激したり、かゆくなるなどのアレルギーを引き起こす可能性がある事から、「溶剤は決して毒性があってはならないこと」を信念として溶剤への使用を中止しました。リボス社は、自然溶剤よりも人の健康に影響が少ない事を優先して、食品・食品加工品類に使用される溶剤「イソアリファーテ」を使用しています。
結局は、天然素材だと今度はアレルギーの問題が出てくるという・・(´д`)
私の子供の時は、アレルギーって言うワードすら聞かなかったのに。。今はアレルギーって多いですよね。
リボスも、それに合わせて進化してるようです。


プラネットカラー
これもドイツに会社があります。 ついでに言うとオスモカラーもドイツです。
ドイツは環境に関して進んでいるんですね。
先ほど、紹介したリボス社は、天然素材の溶剤を取りやめたって書きましたが、プラネットカラーは推しています。
使ったことがあるのですが、確かに一部の塗料はオレンジみたいな柑橘系の臭いはします。
プラネットカラーは100%天然素材。石油系溶剤は一切使用していない塗料。
ホルムアルデヒドなど、論外の塗料になります。
お値段はリボスと同様高め。
品質は、普通。
安全生は、天然素材100%で作ってるから安全生が高い。ヨーロッパ玩具製造安全基準に適合
じゃぁ、プラネットカラーは、アレルギーのこと考えて無いんだって思うかもですけど。
違います。過敏症(アレルギー)の方にも使えるNSシリーズという無溶剤塗料も実はあります。
塗る立場からすると、リボスの方がサラサラでとても塗りやすいのでリボスを使っています。
ただ、プラネットカラーのラッペンワックスは、リボスには無いワックス。(あるにはあるけど)
プラネットカラーの仕上げ塗料は、輪染みとかの水分にとても強いです。
特にラッペンワックス。 
私の工房も、これ塗っています。
よくペットボトルとか置いて、夏場水滴だらけになってそのまま放置なんてざらですが、輪染みになってないっていうほど強い。
車の超撥水ワックス並に水弾きますw
まぁ、ワックスなんで日が経てば効果は薄れてきますが、耐久性は高いですね。(約5年くらい)

夢現房では、リボスとプラネットカラーの良いとこ取りみたいな感じで最終仕上げをしてます。(^_^)/