2024/08/23 09:43

お疲れ様です。<(_ _)>
夢現房のAKITOです。


今回は木材について調べて見ました。
木材は主に2種類に分かれます。
無垢材か木質材料
木質材料は、人工的に再構築し、品質のばらつきを均一にした物です。
よく使われる集成材は軸材料
合板など表面だけ綺麗なのは、面材料となります。

無垢材とは、天然木(丸太)から切り出した木の事で、一枚の板に加工した物を言います。
無垢材も、広葉樹と針葉樹に分かれます。
広葉樹は、よく知られている物だとブラックウォールナット、ブラックチェリー、チーク、ホワイトオーク、ナラ、タモ、ブナ、クリなどの木材です。
DIYでよく使われるSPFも針葉樹の無垢材に入ります。(^_^)
他には、杉、パイン(松の木)、桧など知られていると思います。

メリットとして
自然の風合いを感じることが出来る。
肌触りが心地良い。
調湿効果がある。
経年変化を楽しめる。
温かみがあり、ひんやりしない、
デメリットは
反り、割れが発生しやすい
温度、湿度の変化により収縮、膨張し、抽斗などが開かなくなることがある。
値段が高い
色味などの、木によって違う

次に集成材について
最近よく見る集成材。
家の柱も集成材になってきていますよね。
集成材とは、木材の小片を集め、繊維方向を合わせて接着材で貼り合わせた材料になります。
集成材も2つに分かれて
構造用集成材・造作用集成材に分かれます。
構造用は、強度が強く家の柱や梁などの骨組みに使用されています。
造作用は、骨組み以外の鴨居のような内装や、家具に使用されています。
夢現房がよく使用して居るのは、この造作用の集成材ですね。
集成材に使われる材料も色々あります。
広葉樹のアカシア・ナラ、タモ、ブラックウォールナットなどの集成材
針葉樹の、桧、パインなど。
夢現房は、パインの集成材をよく使っています。(^_^)/
集成材のメリットは
耐久性が高い
反り、割れ、収縮、膨張が少ない
品質が均一
無垢材に比べて安い

デメリットとして
無垢材に比べ、手触りが硬い
無垢材のような表情を出すのが難しい

次は、合板ですね。
合板は、多種多用で、メリットデメリットは種類によって違いますので
今回は割合させて頂きます。

合板は、木材を薄くスライスして切った板を接着材で1枚ずつ張り付けた板になります。
接着材の使用量がとても多い印象が強いです。
昔は、この時に使われた接着材にホルムアルデヒドが入っており、家の中で使うと、
ものすごく目が痛い、臭い、頭痛などの症状に襲われる可能性があります。
今は、ホルムアルデヒドが少ないF★★★★というマークでお馴染みの品物が増えています。
ちなみに集成材も、F★★★★です。
合板の良いところは、とても薄い板を作る事が出来ます。
元々薄い板の貼り合わせなので、2.3ミリから厚みがあり、積み重ねることにより厚みも増やすことが出来ます。
合板も色々ありますが。
有名どころで、OSB合板もあります。
OSBは、「Oriented Strand Bord」の略で薄く削られた木片を交合に積層し、接着材をつけて高温圧縮した物になります。
耐久性が高く、お値段も安く気密性に優れています。
また、雰囲気のある見た目な為、内装材や造作材として使用される事もありますね。
ただし、耐水性は全く無いので注意が必要です。
他に良く見るのは、
ランバーコアー
シナベニア
ラワン合板
パーティクルボード

合板?繊維板?
繊維板というジャンルもあります。
合板と同じ木質ボードの一種になるようで
それがファイバーボード
身近で言えば、MDF「Medium Density Fiberboard」 もファイバーボードの一種です。
パーティクルボードに似てますが違うようで
パーティクルボードは小さな木片板を接着材で熱圧縮形成下板で

UPで見るとこんな感じ。
一方ファイバーボードはというと


ファイバーボードは、細かい粉みたいな繊維ですね。
ファイバーボードも種類があり、
硬質繊維板「ハードボード」 
中質繊維板「MDF」 
軟質繊維板「インシュレーションボード」
ハードボードは、こたつヒーターの上に使ったり、車の内装などにも使われています。
ファイバーボードの主材は木材のチップや他の植物をさらに細かく繊維化して作られた成形板です。
密度が高く重たいのも特徴。
MDFのメリットは、
加工がしやすい。
温度湿度による寸法の変化が少ない。

デメリットは
水分に弱い。多湿な所、風呂場などは使用無理です。
繊維状なので、水を含むと膨らみボロボロになる
カビもとても生えやすいです。
こたつなのでMDFを使ったのがありますが、水をこぼさないようにしましょう。

夢現房でもMDFは使っています。(^_^)
家具では使いませんが、製作時の治具でよく使います。
それは、メリットでも書きました、湿気などでの寸法の変化が少ない為です。
治具なので、コンマ単位で寸法を測っています。
無垢材で作ると反ったり、時期によってはミリ単位で寸法が狂ってる場合もあるので
変化の少ない合板か、MDFを使用して治具を作ります。
ただ、MDFを加工するとき、ものすごく細かい粉じんみたいなのが舞うので
防塵マスクは必須になります。
実際の影響はわかりませんが、見ただけで体に悪そうです。

大量生産の家具などは、これらの板がメインに使われています。
見た目を良くするため、シートのプリント化粧強化紙を貼ったり、
無垢材を薄くスライスした木を合板に接着材で貼った突板合板で高級感を出しています。
突板も合板の一つにカウントされますね。
たまに、突板合板なのに無垢材使用とか書いているサイトがありますので注意が必要です。
素人が見たところでわかりにくいのでね。。


夢現房で製作で使用する木材は
主に針葉樹のパイン集成材と広葉樹のアカシア集成材です。(^_^)
無垢材はお馴染みSPF材そして色々な高級木材の広葉樹
コストも安く、なにより手に入り易い為使用しています。
最近では、集成材×無垢材のコラボ作品を手がけるようになりデザインに取り入れています。
手間はかかりますが、集成材のデメリットとして書いた、見た目の問題を少しでもよくするために
無垢材の表情を取り入れています。
あまり多くの無垢材を使うと、割れ反りの原因となるので影響の出ない範囲で使うのがみそです(^_^)/

どうしても、直射日光当たったりエアコン直とか、水こぼしたり、しますよね。。。
私はします。(^_^;

なので、見た目も大事ですが極力支障の出ない範囲で材料選択して作るように心がけています。

木材について、私も勉強がてら調べて書きましたが大体あってたので良かったです。
集成材も悪くない材料の一つですので、ご参考になればと思います。